真夏の釣りはゲリラ豪雨とうだるような蒸し暑さが同時に襲うのが悩みどころ。
ウェア内がムレて集中力が切れたり、突然の雨でタックルがびしょ濡れになったりと、装備次第で快適さが大きく変わります。
本記事では初心者でも快適に過ごせる夏用レインウェアの選び方と対策をシンプルに解説します。
- 【初心者必見】【最強】夏用レインウェアの選び方
- 【初心者必見】【最強】おすすめの夏用レインウェア16選
- カジメイク 3Dエクストラレインスーツ
- ノースフェイス クラウドジャケット
- ミズノ アクアブロック レインジャケット ベルグテック(B2JE0A01)
- デサント BLUE LABEL RAIN WEAR(DGMRJH01W)
- マーモット ストームジャケット
- ダイワ DR-3025 RAINMAX アングラーズライトレインスーツ
- SaphiRose アウトドア レインポンチョ
- ザ・ノースフェイス クライムベリーライトジャケット
- シマノ 3レイヤー レインスーツ RA-047X
- カジメイク ポリエステルヤッケ
- ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーV(A2JG4A01)
- マーモット コモドジャケット
- ダイワ ポケッタブルショートスリーブ レインジャケット(DR-23020J)
- 川西 レインウェア ポケットコート クリア 120cm
- ワークマン イナレムストレッチレインスーツ
- ミレー TYPHON 50000 ST JKT
- 着用時の注意点
【初心者必見】【最強】夏用レインウェアの選び方

透湿度 10,000 g/㎡/24h 以上の高透湿素材
- 真夏の蒸れを完全回避
- 汗を逃がす高透湿素材
- 軽量で動きやすい設計
透湿度が10,000 g/㎡/24hを超えると、内部の水蒸気が素早く抜けてウェア内のムレを大幅に低減できます。特に高湿度の海辺や河川での釣行では10,000~20,000クラスを選ぶとベタつきにくく快適です。
最近の3層ラミネート素材は強度も高いので心配不要です。耐摩耗試験をクリアしたモデルを選べば長く使えます。
耐水圧 15,000 mm 以上(できれば 20,000 mm)
耐水圧15,000 mmはバケツで水を被っても漏れないレベル。磯や堤防など風雨が強い場所では20,000 mmを選ぶと安心です。高耐水モデルでも最近は軽量化が進み、携行性を損ねません。
ポリウレタン膜より透湿性が高いePTFEやPU多孔質膜を使うモデルを選べばムレを感じにくくなります。
2.5層~3層構造+シームテープ完全防水仕様
- 縫い目全面シームテープ
- 層構造で耐久防水
- 裏地の肌離れ向上
2.5層は軽さ、3層は耐久性に優れ、いずれも縫製部分をシームテープで塞ぐことで雨の侵入をシャットアウトします。長時間座るボート釣りでは座面の濡れから漏れやすいので3層構造がベターです。
摩耗が多い環境なら3層が有利ですが、軽さ優先なら2.5層でも5年前後は十分使えます。
脇下フルベンチレーション or 背面ベンチラーパネル
ベンチレーションは空気の通り道。脇下がフルオープンできるモデルはキャスト動作のたびに内部空気を入れ替えられ、背面パネル付きはリュックを背負っても空気が抜けやすく快適です。
ファスナーが前後方向に傾斜しており、上からの雨粒が入りにくい設計なので心配ありません。
セットアップより“ジャケット単品+透湿レインパンツ”組み合わせ
上半身は濡れやすく高耐水ジャケット、下半身は動きやすい透湿パンツに分けると全体の重量を抑えつつ耐水・透湿バランスを最適化できます。コストも抑えやすい組み合わせです。
同系色で統一すれば見た目も違和感ありません。互換性はほぼ問題ないのでフィット感重視で選びましょう。
収納時は500 ml ペットボトル並みのコンパクト設計
200~300 gの軽量モデルは付属ポーチに畳むと直径7 cm×高さ20 cm程度。ペットボトル感覚でタックルバッグへ常備でき、急な雨でもサッと取り出せるため予定外の雨にも対応できます。
フード→袖→裾の順で空気を抜きながら巻くときれいに収まります。
【初心者必見】【最強】おすすめの夏用レインウェア16選
カジメイク 3Dエクストラレインスーツ

立体裁断でキャストしやすく、透湿10,000・耐水15,000 mm。価格も1万円前後で初心者におすすめ。
ノースフェイス クラウドジャケット

GORE‑TEX PACLITE Plus採用。わずか270 gでバックパッキングにも◎。
ミズノ アクアブロック レインジャケット ベルグテック(B2JE0A01)

ベルグテックEX素材で耐水30,000 mm。動的カッティングで肩周りが突っ張らない。
デサント BLUE LABEL RAIN WEAR(DGMRJH01W)

耐水25,000 mm・透湿20,000 g。スポーティーなスリムシルエットが魅力。
マーモット ストームジャケット

NanoPro ECO 3層でエコ仕様。フロントに止水ダブルフラップを採用し防水性が高い。
ダイワ DR-3025 RAINMAX アングラーズライトレインスーツ

RAINMAXメンブレンで透湿15,000 g。フィッシング専用カットで袖口の浸水も抑制。
SaphiRose アウトドア レインポンチョ

220 cm幅でリュックも丸ごと覆う超軽量ポンチョ。簡易タープとしても利用可能。
ザ・ノースフェイス クライムベリーライトジャケット

GORE‑TEX Active。脇下ベンチレーション付きで体温調整が容易。
シマノ 3レイヤー レインスーツ RA-047X

撥水加工の表地+透湿層+裏地の3層構造。膝立ちの姿勢でも突っ張りにくい。
カジメイク ポリエステルヤッケ

1,500円前後のコスパ最強モデル。防汚コーティングで海水や泥汚れを弾く。
ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーV(A2JG4A01)

高耐水・高透湿に加え、表地の撥水が50洗い耐久。山岳雨具譲りの性能。
マーモット コモドジャケット

ゴアテックス Paclite で重量わずか240 g。携帯性を重視するライトゲーム派に。
ダイワ ポケッタブルショートスリーブ レインジャケット(DR-23020J)

半袖タイプでキャスト時の袖ばたつきを解消。ハイサマー限定の快適仕様。
川西 レインウェア ポケットコート クリア 120cm

透明PVCで手元が見えやすく、雨天の仕掛け交換もスムーズ。小学生にも人気。
ワークマン イナレムストレッチレインスーツ

耐水20,000 mm・透湿25,000 gで5,000円以下。ストレッチ抜群でしゃがみ動作も楽。
ミレー TYPHON 50000 ST JKT

高透湿50,000 gと群を抜く通気性能。アルパイン対応の本格仕様ながら330 g。
着用時の注意点

肌着は必ず吸汗速乾インナーを着用
- 汗を素早く吸収
- 乾きが速く冷え防止
- 臭いを抑制する
綿Tシャツは汗を含むと体を冷やし、ウェア内結露の原因になります。ポリエステルやメリノウール混の吸汗速乾インナーを着ておけば、汗を外へ移動させムレを抑えながら体温低下も防げます。
はい。編み目が大きいメッシュは通気が良く、盛夏の釣行に適しています。肌擦れが気になる方は薄手フラットシームタイプを選びましょう。
ファスナー&フラップを最後まで閉め、袖口をベルクロで絞る
雨は袖口や首周りから侵入します。ファスナーを上端まで上げてダブルフラップを留め、袖のベルクロで手首にフィットさせればロッドを高く掲げても水が入りません。
面ファスナーの毛羽をライターの火で軽く炙ると復活します。難しい場合は自己融着テープを追加補強しましょう。
着用中にムレを感じたらベンチレーションを開放→風下を向く
ムレは内部の湿度上昇が原因。風下を背にしてベンチレーションを数cm開けると負圧で空気が引き抜かれ、水滴化する前に湿気を排出できます。定期的な開放が蒸れ防止の鍵です。
裾を少し広げフードを被ると気圧差で外気が入りにくくなり、雨粒の侵入を抑えられます。
使用後は真水で塩抜き→陰干しで完全乾燥し、撥水力が落ちたら専用スプレーで再加工
海水が付着したまま放置すると塩結晶が膜を傷め、撥水性も低下します。帰宅後にシャワーで塩抜きし、風通しの良い日陰に吊るして乾燥。水滴を弾かなくなったらフッ素系撥水スプレーで表面を再加工しましょう。
ネットを使用し「弱水流・常温水・中性洗剤」で洗えばOK。脱水は短時間にして生地へのストレスを抑えます。
まとめ
- 高透湿10,000+でムレ対策
- 耐水15,000+で豪雨対応
- 3層&シームで長寿命
- 脇下ベントで温度調整
- 上下別購入で軽量化
- 500 mlサイズで常備
- 吸汗インナーが必須
- 使用後は真水で塩抜き
夏レインウェアは「透湿・耐水・軽量」のバランスが命。上記ポイントを押さえれば、突然の豪雨でも釣りを中断せずに済みます。紹介した16モデルから自分の釣りスタイルに合う1着を見つけてください。