夏の釣りでは、暑さからくる不快感やウェーダー内部の蒸れを避けることが大切です。通気性や防水性能を考慮しながら、体温調整や安全性を確保できるウェーダーを選びましょう。ここでは、夏用釣りウェーダーの選び方やおすすめ商品、使用時の注意点を詳しく解説します。
夏用釣りウェーダーの選び方

通気性・透湿性を重視した素材選び

- 気温上昇でも快適
- メッシュ素材が有効
- 通気性と強度の両立
夏場は通気性や透湿性が高い素材が重宝します。特に蒸れやすい足元や太もも周辺のムレを防ぐため、メッシュ生地や軽量素材を選ぶと快適さが向上します。適度な強度とのバランスも考え、過度に薄い生地は避けるようにしましょう。
夏用の素材は軽量で蒸れにくい利点がありますが、寒い季節には保温性が不十分です。気温が下がる時期には保温力の高いタイプを選ぶと安心です。
防水性能とのバランス

生地が薄くても防水構造がしっかりしていれば、水の浸入を防ぎながら快適さを保てます。夏は川や海の水温が高めとはいえ、不意に濡れると体力を奪われやすいため、防水性を軽視すると釣りが台無しになりかねません。
強い日差しや汚れにより劣化することがあります。使った後はよく洗い、しっかり乾燥させてから保管すると長持ちしやすいです。
フィット感(サイズ感)と動きやすさ
- 過度な締め付けはNG
- 中に着込む余裕も必要
- 動作時の引っかかり回避
夏は薄着になるとはいえ、ウェーダー内部の湿気を考慮すると少し余裕をもったサイズ選びが安心です。動作時に無理なく体を伸ばせるかが鍵となります。足回りや股下に窮屈感があると、移動やキャスト時の疲労が増してしまうので注意してください。
無理に小さいサイズは選ばず、少し大きめにしてインナーで調整しましょう。特に足首や腰回りには余裕がある方が疲れにくいです。
シューズ一体型 or ブーツタイプか
釣る場所の地形や移動距離などによって選択が変わります。ブーツタイプは気軽さが魅力で、靴紐がほどける心配も少ないのが利点です。一体型はフィット感が得られ、足首が安定しやすいので、長時間の歩行をする場合などに向いています。
砂地はブーツタイプで砂の侵入を防ぎやすいモデルも多いです。岩場など足場の悪い場所は一体型でしっかり支えるタイプが安心です。
カラーや光反射の影響
光沢感が強いウェーダーは、水辺で反射が目立ち魚に影響を与えることがあります。暗めの色やマットなカラーだと自然と溶け込みやすく、警戒心を与えにくい場合があります。ただし極端に暗い色だと、炎天下では熱を集めやすい点にも配慮しましょう。
濃い色は熱を吸収しやすく、炎天下では暑さを感じやすいです。明るい色は多少涼しく感じられますが反射に注意しましょう。
付属ポケットや装備の配置
ポケットや付属ホルダーの位置によっては、歩行時やキャスト時に引っかかることがあります。どこに何を入れるかをあらかじめイメージしておくとスムーズです。夏場はタオルや飲み物などの持ち込み量が増えがちなので、ポケットの容量や耐水性もチェックしてください。
耐水ポーチやメッシュポケットがあると水切りしやすいです。濡れたものは別に分けておき、他の道具を濡らさないようにしましょう。
おすすめの夏用釣りウェーダー12選
[unizom] ウェーダー 釣り 胴長 長靴 【インナーメッシュ】
ドレス(DRESS) チェストハイウェーダー S~2XL
[Umibozu] ウミボウズ ウェーダー
シマノ(SHIMANO) ハイパーウェーダー
ダイワ(DAIWA)ウェーダー
(パイクスピーク) ウェーダー

ダイワ(DAIWA) ウェーダー PW-1207R

シマノ(SHIMANO) ハイパーウェーダー

マズメ(Mazume) ゲームウェーダー
Goture ウェーダー チェストハイ型
[DRESS]クロロプレン ウェーダー
プロックス(PROX) テフロンポリエステルウェダー

使用する際の注意点

こまめな水分補給と熱中症対策
夏場の釣りでは気温が高く、さらにウェーダー内に熱がこもりがちです。意識して水分や塩分を補給し、こまめに休憩を挟むことが重要になります。日差しが強い日ほど体力を奪われやすいため、帽子やタオルなどで直射日光を遮り、無理をせず釣りを楽しみましょう。
水だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液など塩分が取れる飲料もおすすめです。こまめに飲んで熱中症を予防しましょう。
ウェーダー内の結露や汗を放置しない
夏のウェーダー内部は汗や外気との温度差で結露が発生しやすく、放っておくと雑菌やニオイの原因となります。休憩時や釣行後には裏返してしっかり乾燥させ、風通しの良い場所で保管しましょう。濡れたまま長時間保管すると生地が傷む要因にもなります。
通気性の良いインナーを着用し、釣行後はウェーダー内をしっかり乾燥させましょう。湿気をためこまないことがポイントです。
安全第一で着用し、ライフジャケットとの併用も検討
河川や海での釣りは、思わぬ流れや足元の変化が危険を招く場合があります。万が一の転倒や水没に備え、ライフジャケットを併用するのも一案です。ウェーダーと合わせて装着することで、浮力を確保しつつ作業性を損なわずに安全を保てます。
安全対策としては必須に近い存在です。特に流れが速い場所や夜釣りなど、リスクが高いシーンでは早めの装着をおすすめします。
記事のまとめ
- 夏用は通気性と透湿性がポイント
- 防水性能を維持しつつ快適さを確保
- フィット感は大きめのサイズで余裕を
- ブーツかシューズ一体型かで足場に合わせる
- カラーは光反射や熱吸収に注意
- 付属ポケットで装備を効率よく収納
- こまめな水分補給や熱中症対策が必須
- ライフジャケット着用でさらに安全性UP
夏の釣りは気温が高く、ウェーダー内が蒸れやすい反面、水辺の涼しさを活かして快適に過ごせる魅力もあります。装備選びや安全対策をしっかり行い、釣りを存分に楽しみましょう。