サーフでのルアーフィッシングにおいて、どれだけ遠くへキャストできるかは大きなアドバンテージになります。この記事では、飛距離重視のサーフロッドの選び方やコツを簡潔に解説します。
- 飛距離重視のサーフロッドの選び方
- サーフで飛距離を出す方法
- おすすめの飛距離重視サーフロッド8選
- ダイワ(DAIWA) シーバスロッド ラテオ・R 93ML・R 釣り竿
- シマノ(SHIMANO) シーバス ロッド 18 ディアルーナ ベイト B96M パワー重視 遠投
- ダイワ(DAIWA) 振出投げ竿 プライムサーフT・W 25-405・W 釣り竿
- シマノ(SHIMANO) モバイルロッド 20 ルアーマチック MB
- ダイワ(DAIWA) 万能ルアーロッド ルアーニスト 96M
- Abu Garcia (アブガルシア) クロスフィールド XrossField
- ダイワ(DAIWA) 振り出しルアーロッド CROSSBEAT SW 666TUL 釣り竿
- メジャークラフト ジギングロッド ソルパラX SPXT-90MH
- 使用時の注意点
飛距離重視のサーフロッドの選び方

反発力を生かして飛ばす

- 硬めのブランクが遠投をサポート
- 長めのレングスでアドバンテージ
- ガイド径もチェック必須
飛距離を求めるなら、硬めで反発力に優れたブランクが必要です。適正なウェイト範囲で振り切りやすいロッドを選ぶことで、ルアーに十分な初速を与えられます。また、10ft以上のロングロッドだとラインの放出性が良く、遠投しやすくなります。ガイド径の大きさも放出時の糸抜けをスムーズにしてくれるポイントです。
ロッドが硬めでもフッキング時にしなりを活かせば問題ありません。ドラグやラインの伸びを考慮すればキャッチ率もキープできます。
キャストに適した長さ

ある程度の身長があれば、11ft前後のロングロッドで遠投性能を引き出しやすくなります。しかし、振り抜きに必要な筋力やスイングスピードも大切なので、最初は10ft前後を基準に選ぶのもおすすめです。長すぎると操作が難しくなる点は要注意でしょう。
慣れが必要ですがテクニックと体力が付けば問題ありません。ロッドのバランスも重視して自分に合うか確認しましょう。
ロッド全体の重量バランス
- 軽量化された設計
- グリップ形状で安定感アップ
- メーカー独自の素材も要注目
飛距離重視のロッドでも、バット部分が極端に重かったり先重り感が強いとキャストフォームが乱れやすくなります。軽量でバランスの良いブランクやグリップ設計だと、無理なくフルスイングが可能です。各メーカーは最新素材やカーボンテープの工夫などを施しているため、自分に合う仕様をチェックしましょう。
ロッドが軽いほど余計なブレが減り感度も高まります。飛距離の出しやすさだけでなく微妙なアタリも取りやすくなるメリットがあります。
適正なウェイトを選ぶ
飛距離を伸ばすにはウェイトが大きめのルアーが有利ですが、ロッドの許容量を超えると破損リスクが高まります。無理なく振り切れる範囲を確認して選択すると安全かつ遠投しやすいでしょう。また、シーズンによって使うルアーの傾向が変わるので、対象魚や釣り場に応じて適合ウェイトを見極めてください。
ロッドスペック次第ですが、MAXが50gなら40g前後は問題ないです。負荷を感じるなら少し軽めに抑えてパワーロスを減らしましょう。
ガイドセッティングに注目
ガイドが小さすぎるとライン放出時に抵抗が増え、飛距離が落ちてしまいます。大口径ガイドや特殊な形状のガイドを採用するモデルは、ライントラブルも軽減され、遠投時のストレスが減ります。特にPEラインを使うサーフロッドではガイド設計の違いが飛距離へ大きく影響するため、要チェックです。
チタンフレームは軽量でキャストフィールが良い反面、高価になります。予算や釣行頻度に応じて検討すると良いでしょう。
サーフで飛距離を出す方法

ロッドを曲げ込む感覚を身につける
- ペンデュラムキャストを練習
- 振りかぶりでしっかりテンションをかける
- 腕全体を使う意識を持つ
遠投にはロッドの反発力をしっかり活かすキャストが必須です。ペンデュラムキャストなど、振りかぶった時にルアーの重みでロッドを曲げ込み、最後に一気に振り抜く練習を繰り返しましょう。慣れると飛距離が一気に伸びるだけでなく、キャスト全体が安定します。
ルアーがロッドティップにぶら下がり、しっかり曲げ込んでから振り抜くイメージです。最初は低速でフォームを整えましょう。
後方のチェック
ルアーを大きく振りかぶるときは、後ろのスペースをしっかり確保する必要があります。混雑したサーフや周辺に人がいる場合は周囲とトラブルのもとにもなりかねません。衝突事故を避けるためにも、安全なタイミングを見極めながらキャストフォームを優先するよう意識しましょう。
ルアーが流されやすいので少し低めの軌道を意識すると安全です。無理なキャストはせずポジションを変えるのも手です。
キャスト後のティップ収束を早める
- 腕を支点にシャープに止める
- 手首の角度に気を配る
- ロッドエンドを身体に引き込む
キャスト後にロッドティップが大きくブレてしまうと、トラブルの原因になり飛距離もロスします。思い切り振り切ったタイミングで腕を止め、ティップ収束を早めることでルアーに確実なエネルギーを伝えられます。グリップエンドをしっかり引き寄せることも大事です。
エネルギーがブレで消耗されます。ティップが収束するまでの間にライン放出が乱れ、最終的に着水点が手前になることも多いです。
風向きや潮流を味方にする
風向きや潮流の状態によって、飛距離は大きく変わります。追い風ならロングキャストしやすいですし、横風や向かい風の場合は弾道を下げるなどの工夫が必要です。ラインやルアーのセレクトも含めて状況を見ながら上手に調整しましょう。
やや重めのルアーを選び、低いキャストを心掛けると飛行姿勢が安定します。PEは1号以下にするとさらに有利です。
キャスト時のグリップワークを工夫する
両手の使い方で飛距離は劇的に変わります。下側でグリップエンドをしっかり引き込み、上側の手で押し出す動作がスムーズだとロッドが大きく曲がりやすいです。また、手首をロックしすぎないようにして反発力を十分に活かしましょう。
全身を使って振ると疲労が軽減できます。特に下半身と体幹をうまく連動させると長時間の釣行でも余裕が生まれます。
おすすめの飛距離重視サーフロッド8選
ダイワ(DAIWA) シーバスロッド ラテオ・R 93ML・R 釣り竿

都市型河川や干潟のウェーディングに適した遠投モデルです。12cm級までのミノーや中型シンキングペンシル、バイブレーションに対応し、シャキッとした操作感が魅力。サーフでも安定の飛距離を得られる設計になっています。
シマノ(SHIMANO) シーバス ロッド 18 ディアルーナ ベイト B96M パワー重視 遠投

高感度と軽さを両立したベイトロッドで、サーフでの遠投性能に定評があります。ベイトスタイルで軽量ジグからシンキングペンシルまで幅広いルアーに対応可能です。
ダイワ(DAIWA) 振出投げ竿 プライムサーフT・W 25-405・W 釣り竿

軽量かつ振り抜き感が良く、遠投がしやすいと人気の投げ竿です。シンプルなデザインも好評で、サーフの大場所を攻略する際にも使い勝手が良いモデル。
シマノ(SHIMANO) モバイルロッド 20 ルアーマチック MB

遠征や出先での釣りに適したパックロッド。シーバスやタチウオだけでなく、ライトショアジギングでも飛距離がしっかり稼げます。携帯性と性能が両立した設計です。
ダイワ(DAIWA) 万能ルアーロッド ルアーニスト 96M

柔軟性があり、飛距離も稼げるコスパに優れたモデル。サーフや防波堤でのルアーフィッシングを軽快に楽しめます。
Abu Garcia (アブガルシア) クロスフィールド XrossField

初心者から上級者まで幅広く人気の万能ロッド。飛距離を意識した設計で、サーフから河口まで幅広く対応可能。コスパと使いやすさが魅力です。
ダイワ(DAIWA) 振り出しルアーロッド CROSSBEAT SW 666TUL 釣り竿

持ち運びに便利な振り出しタイプ。旅行や出張時でもサーフでの大遠投を楽しめる設計で、意外なほどしっかり飛ばせると好評です。
メジャークラフト ジギングロッド ソルパラX SPXT-90MH

飛距離を伸ばす投げ方を習得すればサーフでも十分に活用できます。ヘビーウェイトのメタルジグを扱いやすく、初心者のライトショアジギングにもおすすめです。
使用時の注意点

キャスト時の周囲確認
飛距離重視のロングロッドは、思い切り振りかぶるため周囲への注意が必須です。後方から斜め前までルアーの軌道をしっかり確認し、人や障害物がないか見極めてからキャストしましょう。混雑するサーフでは、お互いに声を掛け合ったり、スペースを作ったりして安全を心掛けてください。
迷惑にならないようにキャストを控え、ポイント移動やタイミングをずらすなど安全第一で判断しましょう。
ロッドの負荷管理
遠投を繰り返しているとロッドに想定以上の負荷がかかることがあります。長めで硬めのサーフロッドだからといって過信は禁物です。使用するルアーやラインシステムが適合範囲を大きく超えると破損やキャスト切れを招くリスクがあります。必ず各スペックを守りながらフルスイングしましょう。
ラインの状態を見直し、結節強度を上げるノットを使いましょう。ルアーウェイトが重過ぎる場合もあるので一度チェックがおすすめです。
ウェアや足場に気を配る
サーフでは波打ち際まで移動してキャストする場面が多いです。遠投を重視するあまり波が足元を洗う範囲で踏み込むと、足を取られて転倒する恐れもあります。ウェーダーやブーツを着用する場合も、しっかりフィットさせて滑りにくいソールを選びましょう。安全第一で釣りを楽しんでください。
必ずライフジャケットを着用し、足場が安定しない場合は一歩下がるのも手。無理に踏み込まないことが安全に直結します。
記事のまとめ

- 硬めで反発力のあるロッドを選ぶ
- 10~11ftが遠投しやすい長さの目安
- ガイド径と配置も飛距離を左右
- ペンデュラムキャストで曲げ込みを活かす
- 後方スペースを十分にチェック
- ティップの収束を早めるとロス減少
- 周囲の安全とロッドへの負荷に注意
- ウェアや足場にも気を配ろう
飛距離重視のサーフロッドをうまく使えば、沖の潮目や遠くのブレイクラインを攻略しやすくなります。まずは自分に合った一本を見つけ、投げ続ける中でキャストフォームを洗練させましょう。サーフには夢があると言われるほど、思いもよらぬ大物との出会いがあるかもしれません。