サーフフィッシングを楽しむうえで、足元の装備はとても重要です。砂浜での立ち込みや波しぶきを受ける環境では、靴選びを誤ると快適さが損なわれがち。今回はサーフに適した靴の選び方から、用途別のおすすめシューズまで詳しく解説します。
サーフで使える靴の選び方

押さえるべき3つの重要項目

- 砂の侵入対策
- 排水性と乾燥性
- フィットの調整
サーフ釣りでは砂の侵入や足の濡れが最大の悩みです。排水性や乾きやすさが優れた素材を選ぶことで、釣行中のストレスを抑えられます。またフィット感は歩行やキャストの安定性に直結するため、しっかりと締め付けを調整できる仕様を重視しましょう。
排水性が高いシューズなら、足の蒸れや水分が溜まる不快感を減らせます。快適に歩けるので、特に夏場のサーフ釣りでの重要度は高いです。
防水性や通気性
防水性だけを求めると、シューズ内部が蒸れてしまうことがあります。波しぶきがかかるサーフでは水抜けや通気性をしっかり確保しておくほうが快適です。特に夏場は湿気がこもりやすいため、乾きやすい素材や排水ホールの有無もチェックすると良いでしょう。
排水性に優れた素材なら乾きやすいですが、使用後はタオルドライや風通しの良い場所での乾燥が効果的です。こまめなメンテナンスで快適さを保ちましょう。
ソール種類の選び方
- ラジアルの汎用性
- フェルトの滑り止め
- スパイクの安定感
足場が砂浜中心のサーフでは、ラジアルソールが扱いやすく汎用性も高いです。もし小磯やゴロタ浜が混在するポイントなら、フェルトやスパイク付きのソールも選択肢に入れましょう。苔や岩場がある場所ではスリップしやすいため、地形に応じたソール素材を吟味することが大切です。
フェルトスパイクやスパイクソールなど、岩場にも対応できるタイプがおすすめです。場所に合わせて安全性を優先すると快適に釣りが楽しめます。
サイズ選びとフィット感
サーフシューズのサイズは、素足または薄手のソックスでフィットするものを選びます。大きすぎると砂が入りやすく、歩行時にブレが生じて疲れやすくなります。フィット感がよければ砂の侵入も抑えやすくなるので、安全面と快適性の両方が向上します。
甲部分などで調整できるシューズなら問題ありません。無理に締め付けるよりも、多少の遊びを残して履き心地を確かめると良いでしょう。
砂や水を防ぐための機能
サーフの砂利や細かい砂をブロックするには、履き口をしっかり絞れるゴムやベルトの存在がカギとなります。砂が進入しにくい構造のシューズであれば、いちいち靴を脱いで砂を出す手間が激減します。特に粒の大きい砂利エリアでは、不快感を大幅に軽減できるでしょう。
ネオプレン素材や防水ソックスなどが役立ちます。直接砂を感じにくく、濡れた際の冷えも防げるので快適です。
最終チェック項目
サーフで使う靴は、防砂性と排水性、そしてサイズ感が重要なポイントです。実店舗で試着できるなら、実際に履いてみてホールド感をチェックすると安心。砂浜を想定したつくりかどうかを事前に見極めることで、長時間の釣りでも疲れにくく快適に過ごせます。
扱いやすいラジアルソールで排水機能があるシューズが無難です。履き口が締められる物なら砂の侵入も抑えやすいので便利です。
おすすめのラジアルソールシューズ8選
シマノ ドライライトシューズ

透湿性と防水性のバランスが良く、サーフでのランガンに向いたラジアルソール。軽快な履き心地で夏場も快適です。
ダイワ ウォータープルーフシューズ

水の侵入を極力抑える簡易防水仕様が魅力。足への負担を軽減する設計で、砂浜や堤防でも安定感が得られます。
シマノ ボートフィットシューズ

船釣り向けのデッキソールを備えながら、堤防やサーフにも活用できる汎用モデル。足首周りのフィット感が調整しやすいです。
ダイワ FOGLER GORE-TEX

GORE-TEXを採用し、防水透湿性を高めたラジアルシューズ。歩き回るシーンでも蒸れにくく、安定したグリップ力を発揮します。
リバレイ RBB サーフシューズHi

砂の侵入を抑えるハイカットデザインで、排水性も良好。サーフ専用設計のため、海岸での釣行をしっかりサポートしてくれます。
がまかつ ラジアルシューズ GM4549

紫外線による劣化にも強い素材を使用しており、激しい環境下でも丈夫さをキープ。ラジアルソールのため陸上移動でも疲れにくいです。
リトルプレゼンツ ラジアルウェーディングシューズ

ウェーダーを組み合わせることも想定した設計ながら、単体でも砂浜で歩きやすい仕様。軽量設計が嬉しい一足です。
マズメ ラジアルデッキシューズ

デッキでも滑りにくいソールを採用し、さまざまな釣りシーンに対応。柔軟性に富み、歩行時の疲労を軽減してくれます。
おすすめのマリンシューズシューズ8選
AQA アクアシューズ

マリンスポーツ全般に活用できる軽量設計が特徴。通気性と水抜けの良さで足元を快適に保ちます。
シマノ ドライライトシューズ FH-017U

水辺アクティビティ対応のマリンシューズで、しなやかなソールが歩きやすい構造。シンプルなデザインも人気です。
ダイワ ネオブーツ DB-2411

ショート丈のネオプレンブーツで、砂や水を遮りつつ排水しやすい構造。堤防やサーフなど汎用的に使えます。
双進 リーフシューズ

リーフブーツとして岩場からサーフまでこなせる一足。砂や小石の混入を防ぎやすい履き口設計を採用しています。
キャプテンスタッグ マリンシューズ

リーズナブルながら水抜けと通気性に優れ、海辺のレジャーで活躍。釣りやビーチウォークなど幅広い場面に使えます。
フリーノット ウォーターシューズ

軽量性が売りのマリンシューズ。濡れてもすぐに排水されるため、夏のサーフゲームにぴったりです。
FELLOW リーフブーツ 2.5mm

ネオプレンを採用しつつ、砂利や岩から足をガードする安心設計。着脱もスムーズで、急深サーフにも対応しやすいです。
OLINPHD マリンシューズ

通気孔を多く設け、足元の蒸れを軽減。ウェットスーツ素材との相性がよく、海水や砂にも強い丈夫な作りが魅力です。
おすすめのウェーディングシューズ8選
ダイワ ウェーディングシューズ WS-2501C

コーデュラ素材で耐久性を重視した設計。フェルトスパイク対応モデルもあり、釣り場の環境に合わせやすいのが特徴です。
シマノ XEFO ドライシールド

水を効率的に排出できる構造が搭載されたモデル。濡れた岩場やサーフをまたぐような釣りに頼れる一足です。
双進 RBBウェーディングシューズTG

タングステンピンを採用したフェルトスパイク仕様も人気。軽量で水切れが良いため、機動力を重視する人におすすめです.
マズメ フェルトスパイクシューズ

日本人の足型を意識した設計で、ホールド感が良好。フェルトスパイクとの相性がよく、磯混じりのサーフでも安心できます。
リトルプレゼンツ ライトウェーディングシューズ

軽量化を追求した設計で歩きやすさが魅力。渓流からサーフまで幅広く活躍可能なモデルとして定評があります。
パズデザイン BSウェーディングシューズ

サイドに大きめの排水孔を設け、素早い水抜けを実現。クッション性も高く、ショア全般で使える汎用タイプです。
がまかつ フェルトスパイクウェーディングシューズ

フェルト目にピンがしっかり打ち込まれ、滑りやすい石の上でもホールド力を確保。サーフから磯まで対応可能です。
メジャークラフト ソルパラウェーダーセット

ウェーダーとシューズがセットになった便利なモデル。始めてのウェーディングをトータルで揃えたい人におすすめです。
使用時の注意点

サーフでの立ち込み

サーフで腰下程度の水深に入る場合、波の強さや底質の柔らかさに注意が必要です。突然足元が崩れるリスクもあるため、靴のフィット感を高めるだけでなく、こまめに立ち位置を変えながら釣りをするのがおすすめ。水温の低い季節では防寒性を意識した靴下やインナーを組み合わせると安心です。
波しぶきが頻繁にかかる時は、安全を最優先し、ムリに立ち込まないでください。事前に潮位や天候をしっかり確認しましょう。
着脱や保管のコツ
海水が付着したまま放置すると塩分による金属パーツの劣化が進みやすいです。使用後はすぐに真水で洗浄し、柔らかい布で軽く拭き取りましょう。さらに、日陰や風通しの良い場所でよく乾かしてから保管すると、ゴム素材や縫い目の痛みを抑えられます。収納は通気性のあるシューズバッグがおすすめです。
風通しの良い場所なら数時間から半日程度が目安です。内部が湿っているとカビの原因になるので注意しましょう。
滑りやすい場所への注意
場所によっては岩場が近くにあるサーフも存在します。砂に覆われた石やブロックなどは踏み抜くとバランスを崩しやすいので、滑り止め加工の有無を事前に確認してください。ソールの種類によっては苔などに弱い場合もあるため、フェルトやスパイク付きなら岩場でも安心感が増します。
足元を確認しながら、横向きに重心を移すようにしてください。踏み抜くリスクがあるので、慎重に移動しましょう。
まとめのポイント

- サーフでは砂対策を最優先する
- 水抜けの良い設計が夏季に快適
- 必要に応じてソール素材を変更
- フィット感を確かめて購入する
- 海水は使用後すぐ洗い流す
- 履き口に調整機能があると便利
- 事前に波や底質を確認する
- 定期的にメンテナンスする
サーフ釣り靴を使う際は、砂と波対策が最も大切です。水抜けや通気性を備え、フィット感をしっかり確かめておけば、長時間のランガンでもストレスを感じにくくなります。定期的なお手入れとメンテナンスで、安心して釣りに集中できるようにしましょう。