スロージギングで釣果をUPさせるには、状況に応じたジグの選び方が重要です。この記事では、形状やウェイト、カラーなどを押さえた「最強ジグ」のポイントと、おすすめモデルを一挙に紹介します。ぜひ参考にしてスロージギングの釣果アップに役立ててください。
スロージギング最強ジグの選び方
形状（メタルの厚み・シルエット）
・操作感を左右
・潮流への適応
・フォールの安定
メタルジグの形状は、厚みやシルエットによってフォール速度や動きが変わります。扁平なジグは水を掴みやすくアピール力が高い一方、スリムなジグは潮抜けが良く沈下速度も速めです。狙いたい魚や潮流の状況に合わせて最適な形状を選ぶことで、ヒットチャンスが大きく広がります。
まずは平均的な厚みや全長をもつジグを使ってみましょう。慣れてきたらより厚みのあるタイプや極端にスリムなタイプを追加し、自分好みを見つけるのがおすすめです。
重心（センターバランス or リアバランス）
ジグの重心位置によって、ジャーク後の動きやフォール速度が異なります。センターバランスのジグは横方向へのスライドやヒラヒラとしたフォールアクションが得意で、魚のバイトチャンスを増やしやすいです。一方、リアバランスのジグは素早く沈めたいときに有効で、潮が速くても狙ったタナまでスムーズに届きます。
一般的にはセンターバランスがオールマイティです。潮流が特に速いエリアを狙うならリアバランスも用意し、状況に応じて切り替えてみましょう。
重さ（ウェイト）選定
・潮流の強弱
・水深に対応
・底取りの確実性
ジグのウェイトは、まず釣り場の水深に合わせることが基本です。さらに潮流や風の影響などによって重め、または軽めを使い分ける必要があります。底をしっかり取れることが重要ですが、あまり重すぎると動きが出にくくなるため、状況に合わせて最適な重さを常に何種類か持っていきましょう。
水深×2～3倍を目安に、100g・150g・200gなど複数を用意すると安心です。実際に海でパイロットジグを試し、潮の流れに応じて切り替えるのが鉄則です。
カラーとホログラム（フラッシング）
ジグのカラーは、光量・海水の透明度・ベイトの種類などを考慮して選ぶと良い結果が出やすいです。ホログラムやグロー入りのジグは、深場や朝夕のマズメ時などで存在感を高められます。手持ちにはシルバー、ブルー、ゴールドやグロー系を中心に複数用意して、どの場面でも対応できるようにしておきましょう。
シルバーやブルーピンクが無難で汎用性があります。朝夕の薄暗い時間帯や深場ではグロー入りを試すと意外な好反応を得られることも多いです。
コーティング・塗装の耐久性
底付近を攻めることの多いスロージギングでは、ジグを根や岩に当てる機会も多くなります。塗装がすぐに剥がれると、見た目だけでなくホログラムの効果も薄れてしまうため注意が必要です。ダメージの少ないジグを選ぶことで、コスパを確保しながら釣果の安定にもつながります。
多少のキズやハゲは問題ありませんが、剥離が広範囲なら交換を検討しましょう。光の反射が減るだけでなく、塗装面の割れが魚に違和感を与えることもあります。
フックセッティングとの相性
スロージギングではジグの動きやフォールアクションが重要なので、フックセッティングも意識して選びましょう。アシストフックの位置やサイズがジグの形状・ウェイトバランスに合っていないと、せっかくのアクションが活かせない場合があります。異なるセッティングを試して自分のスタイルに合った組み合わせを見つけましょう。
根魚狙いならフロントフックだけでもOKですが、青物を狙うなら前後にフックを付けたほうがバイト時のフッキング率が高まります。
スロージギング最強ジグ16選
シーフロアコントロール スパンキー
スパンキーは2枚潮などの潮が複雑な時に頼りになるジグです。フォールスピードが速く、着底が素早いので効率的に狙えます。底物から青物まで幅広く活躍します。
ポチップシーフロアコントロール クランキー
扱いやすさに定評があるクランキーはオールマイティな設計が特長です。軽めの操作でも大きくスライドし、真鯛や青物など多彩なターゲットを狙えます。
ポチップディープライナー スロースキップＶＢ
フォール主体の釣りに向くスロースキップVBは、落ちる最中にヒラヒラとしたアクションを起こし、青物や底物をしっかり誘ってくれます。潮の緩いエリアで真価を発揮します。
ポチップシーフロアコントロール アッシュ
セミロングでスリムなフォルムが特徴のアッシュ。フォールスピードが速く、比較的軽い力でジャークが可能です。青物がよく反応するジグとして話題です。
ポチップソルティガ SLジグ
SLジグはアングラーへの負荷を抑える設計が魅力で、深場でも扱いやすいのが特長です。軽いアクションでも横にスライドし、フォール中のアピール力も十分です。
ポチップソルティガ FKジグ
FKジグは左右非対称形状による強いフラッシングが特徴。素直な水平フォールでバイトを誘発し、落とし込みでも喰わせやすいのがメリットです。
ポチップソルティガ XDジグ
水深のあるポイントで大型魚を狙う際に活躍するXDジグ。抵抗の少ない形状で素早い着底を実現し、底取りの遅れが少ないため効率的に釣りができます。
ポチップオシア ウイングフォール
ウイングフォールはフォール時に左右へ大きくスライドして喰わせの間を与えます。潮が緩いときでもしっかりと動くので、ターゲットを選ばず対応できます。
ポチップスローエモーション スリッピー
軽快な操作感が魅力のスリッピー。潮流が緩いエリアや浅場でも気持ち良くスライドし、フォールアクションで根魚から青物まで幅広く誘えます。
ポチップジグパラ バーチカル スローピッチ
初心者でも扱いやすいジグパラバーチカルシリーズのスローピッチモデル。水の抵抗を受けやすく、軽い力でもしっかりとアクションをつけられます。
ポチップスロー スキップVib
フォール中のバイブレーションが特徴的なVibは、強い波動とフラッシングでアピール。水深や潮流に合わせた幅広いウェイト設定が魅力です。
ポチップスロースキップFB
FBは、フォール時にヒラ打ちを繰り返しながらゆっくりと沈下します。低活性時にも魚に口を使わせやすい特徴的な動きを演出できます。
ポチップスピンドル
肉厚でコンパクトなスピンドルは、潮抜けが良くフォールスピードも比較的速め。根魚や深場のターゲットをしっかりと誘う設計です。
ポチップカプリスエッジ
高速ダートとスローフォールが両立するカプリスエッジ。入力次第で多彩なアクションを演出でき、青物だけでなく底物にも効果があります。
ポチップイージーダガー
スローピッチでも手返し良く誘えるイージーダガー。バランス設計によりフォールの安定感が高く、初心者にも扱いやすい点が好評です。
ポチップバンブルズジグ スロー
独自の形状によりフォールで魅せるバンブルズジグスロー。軌道がブレやすく、水中で複雑な動きが出るため魚に違和感を与えにくいのがポイントです。
ポチップ使用時の注意点
根掛かりとラインブレイクに注意
スロージギングではボトム付近を探ることが多いため、根掛かりしやすいポイントを回避するのが重要です。根掛かりを起こすとジグを失うだけではなく、ラインブレイクのリスクも高まります。狙いのタナをこまめに把握し、ラインテンションを保ちながらフォールとジャークを繰り返すことで、トラブルを減らせます。
無理に引っ張らず、ラインの角度を変えながらゆっくりテンションをかけてみましょう。外れない場合は、安全確保してからリーダー付近で切るのが無難です。
魚のレンジや活性に合わせたリトリーブ・フォールアクション
バイトが多いレンジを見極めるためには、ゆっくりとしたリフト＆フォールで確認したり、時には速めのピッチで反応を探ることが大切です。魚の活性が低いときはフォールを多用して喰わせのタイミングを与え、高活性時にはスピーディなリトリーブでリアクションバイトを狙えます。タナやアクションを意識的に変えることでヒットチャンスが増えるでしょう。
反応が良く当たりが続くなら活性高めです。逆にヒットが少ないときは、スローなフォールを増やしたりアクションに変化をつけて反応を引き出すようにしましょう。
塗装の剥がれやフックポイントチェック
メタルジグは塗装が剥がれたりフックポイントが潰れたりしやすいので、釣行ごとにこまめな点検が必要です。塗装が大きく欠けたジグはフラッシング効果が落ち、バイト数が減る恐れがあります。フックポイントが甘くなっている場合は、研ぎ直しや交換を行い、掛かりを維持することが釣果アップにつながります。
個人差はありますが、大きな傷や塗装剥がれが目立たないうちは継続使用できます。フック交換で状態が保てる場合もありますが、過度にダメージがある場合は買い替えも検討しましょう。
まとめ
- 形状はフォール速度やアクションを左右
- 重心位置が動き方に影響する
- ウェイトは底取りと操作性がポイント
- カラーは水色やベイトを意識
- 塗装の耐久性にも注目
- フックセッティングがアクションを左右
- 根掛かりとライン切れに注意
- レンジや活性に応じてアクションを変化
スロージギングで多くの魚を狙うためには、最適なジグ選びと正しい使い方が不可欠です。まずは形状やウェイト、カラーなど基本を押さえ、状況に応じたアクションを身につけることで釣果を伸ばせるでしょう。
