ティップランベイトロッドは高感度・操作性・安定性に優れてアタリを逃しにくいのがメリット。この記事では初心者向けに長さ・硬さ・重量・ティップの選び方を分かりやすく解説します。
- ティップランベイトロッドを使うメリット
- 【コスパ最強】ティップランベイトロッドおすすめ12選
- ダイワ(DAIWA) 21 エメラルダス X イカメタル 65XULB-S
- ダイワ(DAIWA) ティップランロッド エメラルダス(EMERALDAS) EX BOAT 65MLMS-SMT・W
- ダイワ(DAIWA) エメラルダス イカメタル EME EX IM N56ULB-SMT
- シマノ(SHIMANO) エギングロッド セフィア
- シマノ(SHIMANO) ベイトロッド 23 セフィアBB メタルスッテ F-B66ML-S ファストテーパー スパイラルガイド
- メジャークラフト エギングロッド エギゾースト 1G ティップランモデル EZ1TE-S632M
- オーパデザイン クレイジーオーシャン オーシャンビームTR マルチアクション OBTR-511M
- Gamakatsu(がまかつ) ラグゼ パックスタイル A4 S66ML
- AbuGarcia (アブガルシア) オーシャンフィールド
- バレーヒル レトログラードX RGXC-66S-OMSP
- ブリーデン(BREADEN) BG-KABIN SWG BG606B チタンソリッド
- スラッシュ アーカードシェルフ ASS-692HFCO
- 選ぶ際の注意点
ティップランベイトロッドを使うメリット
高感度でアタリを逃さない
- 高感度穂先設計
- 手元まで情報伝達
- 視覚と手感度両立
細いソリッド穂先が潮圧やエギの姿勢変化を見せ、ブランクは微振動を手元へ伝えます。視覚と手感度の両立で「違和感」を拾えるため、初心者でも小型の触りから本アタリへの移行を逃しにくいです。
柔らかすぎると潮に負け、硬すぎると戻りが速く違和感を弾きます。
ティップラン向けはソリッドで「適度な復元力」のM〜MLが基準。
エギ40g中心ならM、30g中心ならMLが扱いやすいです。
フォール中のバイトを取りやすい
ベイトはテンションフォールの微調整が容易で、傾きとライン角度を一定に保ちやすいのが強みです。テンションを少し掛けた状態をキープできるため、ティップ戻りや止まりなど「落ち輪」を視覚化できます。
必要に応じて行います。
着底直前や風で糸ふけが出る時は軽くサミングし、フォール姿勢を安定。
常時強く当てると落ちが鈍るので弱めを基本にしましょう。
ベイトリールでの操作性が高い
- 巻上げが速い
- 片手で再投入
- 落とし直し楽
片手でクラッチ操作→即フォールができ、ピンスポットの落とし直しや回収が素早いのが利点です。潮上へ小移動した直後や指示ダナの上限合わせなど、短いサイクルで探る展開に強く、初心者でも手数を増やせます。
ライン放出時は船首方向へロッドを向け、糸ふけを抑えると絡みを減らせます。
スプール軽量のモデル+PE0.6〜0.8号で初期ブレーキを強めに。
慣れたら少しずつ弱めましょう。
深場でも正確なエギのコントロールが可能
深場ほどライン角度が付き、エギ姿勢が不安定になります。ベイトはテンション管理と回収速度に優れ、底ダチ確認→持ち上げ→再フォールのリズムを崩しません。ティップの戻りでエギ姿勢を把握しやすいです。
底取りが2回連続で遅れたら替え時です。
角度が立ちすぎると操作が曖昧になるため+10gを目安に調整。
船の流しが速い時はさらに+10gも検討します。
風や潮流に強く安定した釣りができる
風速5m以上や2枚潮ではライン管理が要。風上へキャストせず真下重視で、エギは30〜45gを中心にローテすると安定します。風や波で糸ふけが出ると接地情報が曖昧になります。真下気味に入れてテンションを切らさず、潮上へ回り込むようなら一度回収→落とし直し。無理にキャストすると角度管理が崩れ、バイトの視覚化も鈍ります。
0.6号→0.8号は有効ですが、重くなり過ぎると沈下が鈍ります。
まずはエギを+10gし、必要なら0.8号へ。
リーダーは2〜2.5号で風切りと耐久のバランスを取ります。
大型アオリイカにも安心のパワー
バットに適度な張りがあると主導権を渡さず、掛けてからの浮かせがスムーズです。ドラグとロッドワークでショックを吸収し、無理なポンピングを避ければ身切れも抑制。初心者でも安心してやり取りできます。
無理に浮上角度を付けず、ロッドを低くして一定テンション。
最後の1mはネット優先で。
急なシャクリや追い合わせは禁物です。
【コスパ最強】ティップランベイトロッドおすすめ12選
| 商品名 | 用途 | パワー表記 | ティップ/素材 | 参考価格(円) | ASIN |
|---|---|---|---|---|---|
| 21 エメラルダス X イカメタル 65XULB-S | 兼用(イカメタル) | XULB | Solid | 13475 | B08W56KVCB |
| エメラルダス(EMERALDAS) EX BOAT 65MLMS-SMT・W | ティップラン | MLMS | SMT | 75900 | B0C6SGZT8H |
| EME EX IM N56ULB-SMT | 兼用(イカメタル) | ULB | SMT | 56975 | B0BSTPCVGJ |
| セフィア エクスチューン ティップエギング | ティップラン | MH | Solid | 49544 | B0BW31SFDV |
| 23 セフィアBB メタルスッテ F-B66ML-S | 兼用(メタル) | ML | Solid | 13415 | B0BV26BPDN |
| エギゾースト 1G ティップランモデル EZ1TE-S632M | ティップラン | M | Solid | 15408 | B0FF8KH7J2 |
| オーシャンビームTR マルチアクション OBTR-511M | ティップラン | M | — | 19570 | B0CDZR836F |
| ラグゼ パックスタイル A4 S66ML | 兼用(汎用) | ML | — | 28050 | B0BT4C3FJN |
| OCEANFIELD IKAMETA OFIC-672LS | 兼用(イカメタル) | LS | Solid | 11007 | B01DDJE6DQ |
| バレーヒル レトログラードX RGXC-66S-OMSP | 兼用(メタル寄り) | — | — | 30656 | B0CSMKFTVV |
| BG-KABIN SWG BG606B チタンソリッド | ティップラン | — | Titanium Solid | 42731 | B07T9YQRQL |
| スラッシュ アーカードシェルフ ASS-692HFCO | 兼用(パワー系) | HFC | — | 15679 | B095SDYXVV |
ダイワ(DAIWA) 21 エメラルダス X イカメタル 65XULB-S
軽量エギ中心の入門に最適。繊細穂先で違和感を拾いたい初心者向けの1本です。
ダイワ(DAIWA) ティップランロッド エメラルダス(EMERALDAS) EX BOAT 65MLMS-SMT・W
SMT穂先で微細な触りを視覚化。繊細さ重視で違和感検知を極めたい人に。
ダイワ(DAIWA) エメラルダス イカメタル EME EX IM N56ULB-SMT
短尺+SMTで手返しと感度を両立。小型エギ主体で浅場攻略を磨きたい人に。
シマノ(SHIMANO) エギングロッド セフィア
深場や速潮に備えるMHクラス。2kg級も想定した主導権重視のパワー系です。
シマノ(SHIMANO) ベイトロッド 23 セフィアBB メタルスッテ F-B66ML-S ファストテーパー スパイラルガイド
価格を抑えて始めたい人に。基本操作が学びやすい入門兼用モデルです。
メジャークラフト エギングロッド エギゾースト 1G ティップランモデル EZ1TE-S632M
6.3ftで手返し良好。混雑時や真下狙い重視の取り回し派に最適です。
オーパデザイン クレイジーオーシャン オーシャンビームTR マルチアクション OBTR-511M
短尺でピン狙いに強い調子。浅場中心のタイト攻めをしたい人に。
Gamakatsu(がまかつ) ラグゼ パックスタイル A4 S66ML
仕舞寸法が短く携行性良好。遠征でも持ち運び楽な汎用ベイトです。
AbuGarcia (アブガルシア) オーシャンフィールド
低価格で始めやすい1本。まずは予算優先で試したい初心者に向きます。
バレーヒル レトログラードX RGXC-66S-OMSP
メタル寄りの性格で操作軽快。フォール管理に苦手意識がある人の練習にも。
ブリーデン(BREADEN) BG-KABIN SWG BG606B チタンソリッド
高感度チタンソリッドで違和感に鋭敏。深場や速潮で検出力重視の人へ。
スラッシュ アーカードシェルフ ASS-692HFCO
パワー系で重めエギや速潮に対応。秋深場の主力候補を探す人に。
選ぶ際の注意点
ロッドの硬さ(パワー)を確認
基準はM前後。30〜45gのエギを中心に使うならML〜M、深場や速潮で50g超を想定するならM〜MHが安心です。柔らかすぎると底取りが遅れ、硬すぎると弾きます。自分のエギ重量と水深をまず決めましょう。
30〜35g中心・水深20〜30mが多いならML。
35〜45g中心・水深30〜40mも視野ならM。
最初の1本は使用レンジが広いMが無難です。
長さは6〜7ft前後を目安に選ぶ
短尺は手返しが良く、ピン落としやすい一方、長尺は視認性と聞きアワセが安定。乗合船の取り回しや自分の体格、よく行く水深を想定し、まずは6.3ft前後から始めると失敗が少ないです。
浅場主体や混雑時の操作性重視→6.0〜6.2ft。
深場や波気・視認性重視→6.6〜6.7ft。
最初が6.3ftなら、使い分けが明確になります。
軽量かつバランスの良いモデルを選定
総重量だけでなく先重りの少なさが重要です。リール装着時に支点がグリップ前後へ来ると、シャクリ後の戻りがスムーズ。長時間の操作でも手首が疲れにくく、微妙なテンションコントロールに集中できます。
想定リールを装着し、指1本で重心位置を確認。
ティップを45°に構えて持ち重りが少ないものを選択。
ラインガイドの直線性も同時に確認しましょう。
この記事のまとめ
- 基準は6〜7ft・M前後・ソリッドティップ
- 30〜45g中心、深場は+10gで調整
- 感度は視覚+手感度の両立を重視
- テンションフォールで落ち輪を可視化
- ベイトは手返し・落とし直しが速い
- 風や速潮は角度管理と真下重視
- 2kg級はドラグ700〜900gで対応
- 迷ったら汎用性高いM×6.3ft
まずは汎用性の高い1本で基本の「底取り→持ち上げ→テンションフォール」を正確に。慣れたら水深や潮に合わせた長さ・パワー違いを追加し、季節やエギ重量でローテすれば再現性が高まります。