「底が取れない」「何g・何号を選べばいいか分からない」――ティップラン初心者の悩みを、現場で迷わない適合表と選び方のコツ、おすすめ8選で解決します。水深・潮流・風を基準に最適な重さを判断し、エギの姿勢が崩れないバランスで調整しましょう。
- ティップランシンカーの選び方
- おすすめのティップランシンカー8選
- メジャークラフト エギ 餌木蔵ティップランシンカー ショア/ティップランエギ対応 10g #3 パープル/シルバー EZT-SINKER
- ヤマシタ(YAMASHITA) エギ エギ王 TRシンカー 7g O
- ダイワ(DAIWA) エギ/シンカー 仮面シンカーボート3 7g オレンジ
- ヤマシタ(YAMASHITA) エギ王 TRシンカー 20g O 565-515
- DUEL(デュエル) クイックTRシンカー 10g オレンジ エギ ティップラン 素早く交換 しっかり固定
- ヤマシタ(YAMASHITA) エギ王 TRシンカー 入門セット EOTRSNS
- ナカジマ(NAKAZIMA)☆ティップランシンカー グロー 20g
- キザクラ(kizakura) マスクドシンカー ティップランシンカー 30g-40g (オレンジ, 40g)
- 使用する際の注意点3選
ティップランシンカーの選び方
ティップランシンカーの適合表
| 水深(m) | 潮流(目安) | 風速(m/s) | PE(号) | エギ(号) | シンカー目安(号/g) |
|---|---|---|---|---|---|
| 5〜10 | 弱〜中 | 0〜3 | 0.5〜0.6 | 3.0 | 2〜4号 / 7〜15g |
| 10〜20 | 中 | 0〜5 | 0.6〜0.8 | 3.0〜3.5 | 5〜7号 / 18〜26g |
| 20〜30 | 中〜速 | 2〜6 | 0.6〜0.8 | 3.0〜3.5 | 7〜9号 / 26〜34g |
| 30〜40 | 速 | 3〜7 | 0.6〜0.8 | 3.0〜3.5 | 9〜12号 / 34〜45g |
| 40〜50 | 速〜激 | 5〜8 | 0.8 | 3.5 | 12〜14号 / 45〜53g |
※1号≒約3.75g。状況が悪化したら「ひとつ上の重さ」に上げてまずは底取りを優先します。
水深・潮流・風の3条件とライン抵抗で必要重量は変わります。まず底取りできる重さを基準にし、次にエギの姿勢が破綻しない範囲で微調整すると失敗が減ります。
目安としては有効ですが、船の流し方や二枚潮で数g〜10g程度の上積みが必要です。
迷ったらやや重めから入り、エギ姿勢が不自然なら1段階軽くして合わせましょう。
水深に合わせて重さを選ぶ
同じ水深でも潮や船速で必要ウェイトは変わります。まず想定水深の中央値に合う重さを入れ、着底の感触とティップの入りで重さを増減。3回以内に底取りできる重さが適正です。
26g・30g・34gの3枚持ちが扱いやすいです。
手返し重視なら26g→34gの2段構成、感度重視なら20gも追加して細かく合わせましょう。
潮流の速さに応じて号数を調整
- 速い潮流は号数増
- 二枚潮は重め選択
- 風強い時は重め
潮が速いとエギ姿勢が立ちすぎて抱きが悪化します。二枚潮や斜め引きが強い時は1〜2段重く。逆に潮止まりや反転では軽くして自然なフォールに切替えると抱かせやすいです。
エギを3.0号に下げて受け流しつつ、タングステンでコンパクト化する手があります。
ただし底取りが甘くなるなら無理せず重さを優先しましょう。
エギとのバランスを確認
エギ3.0〜3.5号の設計姿勢を壊さない重さが前提です。抵抗の少ない形状や後方重心のシンカーに替えるだけで、重量は同じでもダート幅やフォール姿勢が改善します。
着底時のティップ戻り、シャクリ後の復元、カーブフォールの角度です。
違和感が出たら重さ・形状・素材のどれか1点だけを変えて検証しましょう。
素材は鉛かタングステンかで使い分け
迷ったら「風・潮が強い日はタングステン、静かな日は鉛」で使い分けると判断が速いです。
タングステンは同じg数でも体積が小さく、潮受けが少ないため底取りが早いのが利点。鉛はコスパと食わせの間で扱いやすいので、まず鉛基準→悪条件でタングステンへ切替が現実的です。
コスパと扱いやすさから鉛を基本に20g・26g・30gを揃えます。
風や潮が強いエリアなら26g・34gのタングステンを追加で補強すると安心です。
底取りしやすい形状を選定
ボトムでの姿勢安定と離底のしやすさは形状で大きく変わります。尖り過ぎは刺さりやすい一方、丸すぎると潮を受けます。底質に合わせて中庸な形から試すとトラブルが減ります。
砂地は接地が少ないスリム系、岩礁は当たり負けしにくい安定系が無難です。
根が多い所は重量を上げて滞空を減らし、手早く離底できる形が有利です。
おすすめのティップランシンカー8選
| 商品名 | メーカー | 重量(例) | 特長(要約) |
|---|---|---|---|
| メジャークラフト エギ 餌木蔵ティップランシンカー ショア/ティップランエギ対応 10g #3 パープル/シルバー EZT-SINKER | Major Craft | 10g | 基本性能がバランス良く、交換が簡単 |
| ヤマシタ(YAMASHITA) エギ エギ王 TRシンカー 7g O | ヤマシタ | 7g | エギ王と相性良好、姿勢安定 |
| ダイワ(DAIWA) エギ/シンカー 仮面シンカーボート3 7g オレンジ | DAIWA | 7g | 着脱しやすく手返し向き |
| ヤマシタ(YAMASHITA) エギ王 TRシンカー 20g O 565-515 | ヤマシタ | 20g | 刻みが細かく微調整しやすい |
| DUEL(デュエル) クイックTRシンカー 10g オレンジ エギ ティップラン 素早く交換 しっかり固定 | DUEL | 10g | 素早く交換でき船上識別もしやすい |
| ヤマシタ(YAMASHITA) エギ王 TRシンカー 入門セット EOTRSNS | ヤマシタ | セット | 必要重量をまとめて揃えやすい |
| ナカジマ(NAKAZIMA)☆ティップランシンカー グロー 20g | ナカジマ | 20g | 発光で薄暗い時間帯に視認性を確保 |
| キザクラ(kizakura) マスクドシンカー ティップランシンカー 30g-40g (オレンジ, 40g) | kizakura | 30〜40g | 姿勢安定重視で速潮に強い |
メジャークラフト エギ 餌木蔵ティップランシンカー ショア/ティップランエギ対応 10g #3 パープル/シルバー EZT-SINKER
価格と入手性のバランスが良く交換も簡単。まずは基本を揃えたい初挑戦の人に最適な汎用モデルです。
ヤマシタ(YAMASHITA) エギ エギ王 TRシンカー 7g O
エギ王との親和性が高く姿勢が安定。エギ王ユーザーで扱いやすさを重視する人におすすめです。
ダイワ(DAIWA) エギ/シンカー 仮面シンカーボート3 7g オレンジ
着脱のしやすさと追従性が魅力。手返し重視で数を伸ばしたいアングラーに向いています。
ヤマシタ(YAMASHITA) エギ王 TRシンカー 20g O 565-515
細かな重量刻みで微調整が簡単。状況対応力を高めたい調整派の方におすすめです。
DUEL(デュエル) クイックTRシンカー 10g オレンジ エギ ティップラン 素早く交換 しっかり固定
視認性の高いカラーで船上識別が楽。交換頻度が多い実戦派にフィットします。
ヤマシタ(YAMASHITA) エギ王 TRシンカー 入門セット EOTRSNS
必要重量を低コストで揃えやすいセット。予備を多めに持ちたいコスパ重視の方にぴったりです。
ナカジマ(NAKAZIMA)☆ティップランシンカー グロー 20g
暗所で目印になるグロー仕様。朝夕マズメや深場で視認性を上げたい人におすすめです。
キザクラ(kizakura) マスクドシンカー ティップランシンカー 30g-40g (オレンジ, 40g)
存在感のある形状で姿勢安定に寄与。潮が速い日に安定感を求める人に向いています。
使用する際の注意点3選
重すぎるシンカーはアクションが鈍る
過度に重いとダート幅が狭まり、フォール姿勢も立ち過ぎます。まず底取りできる最小重量を基準に、シャクリ後の復元を見ながら1段階ずつ調整しましょう。
底取りの明確さは増えますが、エギの自走感が失われ抱きが落ちます。
「底取り可」の最小重量→反応が鈍ければ+4g〜+6gで微調整が妥当です。
底を叩きすぎないように注意
着底確認後は1〜2回のシャクリで離底→カーブフォールを意識しましょう。
砂煙を上げ続けるとイカが散り、根周りでは即根掛かりに直結します。ティップで着底を感じたらすぐ離底。再着底はカウントで管理し、接地時間を短く維持しましょう。
船の流し方次第ですが20〜40秒ごとが目安です。
ティップの戻りが弱くなったら沈下が鈍い合図なので、即座に再着底でレンジを合わせ直します。
根掛かり防止にラインテンションを意識
フォール中のテンション管理が甘いと障害物に乗り上げます。ティップを僅かに起こしてラインを張り、アタリと接触の違いを見分ける癖を付けるとロストが減ります。
ティップが1〜2cm入る程度の張りでOKです。
風で糸ふけが出たらロッド角を下げ、スプールで送り過ぎないことを意識しましょう。
記事のまとめ
- 迷ったら底取り最優先で重量選択
- 水深・潮流・風速で必要g数が変化
- エギ3.0〜3.5号は姿勢維持を重視
- 二枚潮や風強い日は重めが有利
- 素材は状況で鉛/タングステン使い分け
- 形状は離底しやすさと安定を両立
- 重過ぎはダート幅低下と抱き減少
- テンション管理で根掛かりリスク低減
まずは20g・26g・30gの基本セットで出発し、当日の潮と風で上下に調整。適合表を基準に、底取り→姿勢→感度の順で最適化すれば釣果が安定します。