ティップランエギを選ぶ際、特にカラーはアオリイカへのアピール度合いを左右します。そこで今回は、状況に応じたカラー選びのポイントや、定番・ナチュラル・グロー・シルエットなどのカテゴリー別におすすめのエギを紹介します。
ティップランエギカラーの選び方

質や透明度に合わせる

- 水質透過性を重視
- クリア系カラー推奨
- 白ベースで自然感
水質が比較的クリアなエリアや透過率が高い状況では、エギの存在感を抑えつつアオリイカを誘うカラーが有効です。白や透明感のあるカラーを選ぶことで、違和感の少ないアピールが可能になります。特に濁りが少ない海域では、こうした自然系カラーをローテーションすると良い反応を得やすいでしょう。
あまりにも透けすぎる場合は、少しだけ光量を抑えた下地やスレッドカラーを選ぶと良いです。しっかりとした動きと微妙な色の変化で存在感を出せます。
光量や天候を考慮

日中の直射日光があるときはメタリックや派手な下地でフラッシングを狙い、朝夕や曇りなどで光量が低下している場面ではややコントラストを強めたカラーが効果的です。天候が変わると海中の光量も変化するため、複数色を用意してこまめにチェックしながら最適なアピール方法を探っていきましょう。
晴天時はフラッシュ系やゴールド下地で光を反射させると効果的です。曇天や暗いときはケイムラやパープルなどコントラストが出る色がイカに気付きやすいと言えます。
深場やナイトゲームでは蓄光系も検討

- 夜間の発光力
- 深場攻略に便利
- 光量が少ない状況で有効
深場やナイトゲームでは、光が届きにくい分だけエギがアオリイカに見つかりづらくなる場合があります。そこでグロー系やケイムラ素材を使ったエギが活躍します。蓄光系のカラーを上手く組み合わせると、暗い水中でも存在感を示しやすく、低活性時にもヒット率が高まる可能性があります。
ライト等でしっかり蓄光すると数分は光り続けますが、時間とともに弱まります。状況に合わせて再度光を当てたり、複数本をローテーションしましょう。
ベースカラーの明暗差
ベースカラーを明るいものにすると派手さが増してアピール力を得やすくなりますが、海水がクリアな場合には警戒心を与えることも。逆にベースが暗いカラーはシルエットが際立つため、活性が低い時や視認性が落ちる環境で効果を発揮しやすいです。状況に応じて明暗を意識し、エギを使い分けましょう。
曇りや夕方など水中が暗い時でもシルエットを強調でき、イカに発見されやすくなります。またスレイカにもアピールしすぎない利点があります。
潮色とのコントラスト
潮の色が澄んでいる場合は、クリアベースやパープル系でナチュラルにアピールし、濁りが入っている場合はゴールドやレッドといった目立ちやすいカラーでコントラストを強調すると良いでしょう。潮色が複雑に変化するエリアほど、異なる色味のエギを複数用意しておくことが重要と言えます。
やや強めのカラーは確かにスレやすい面もあります。反応が落ちたらすぐにナチュラル系に変えるなど、柔軟なローテーションが大事です。
経験値や実績色も重視

定番色や好釣果の報告が多いカラーは、それだけ多くの実績を積んできています。季節や潮、光量によってある程度の傾向はあるものの、最終的には実釣経験で培われた実績色を信頼して使うのも大切です。自分がよく釣れると感じるエギを数本常備しておくことで、釣果アップにつなげられます。
まずは1〜2本試してみて、いつもの実績色と比較して使うと実態が分かります。実績カラーがあると安心して釣りに集中できますよ。
【定番カラー】おすすめのティップランエギ6選
エギ王TR 026 オレンジゴールド
オレンジとゴールドの組み合わせは、日中の明るい時間帯や深さ10m前後で実績を出しやすい定番カラーです。

エギ王TR 029 ピンクマーブル
ピンクの鮮やかさがほどよくアピールし、マーブル柄がイカに追尾させやすいカラーとして人気があります。

ティップランナー #08 オレンジピンク/マーブル
薄めのオレンジ×ピンクにマーブル模様をプラスし、派手すぎず絶妙な存在感を醸し出します。

ティップランナー #06 ピンクパープル/ゴールド
ピンクとパープルのコンビネーションにゴールド下地が合わさり、光量がある時間帯に反応が良いカラーです。

エギ王TR 033 レッドグレープ
赤と紫がミックスされた独特の色合いで、夕まずめから夜にかけて威力を発揮しやすい一本です。

ティップランナー #07 ピンク/ブルー
ピンクベースにブルーをあしらった、派手さと落ち着きを兼ね備えたバランスの良い定番色です。

【ナチュラルカラー】おすすめのティップランエギ6選
エギ王TR 001 金アジ
金テープ×アジカラーの組み合わせで、浅場や澄んだ潮でも自然なシルエットを残しつつアピールしやすい定番です。

ティップランナー #01 アジ/ゴールド
スタンダードなアジパターンにゴールドが加わり、濁りが少ない海域でもナチュラルさを保ちながら視認性も確保できます。

ティップランナー #13 コノシロ/ホロ
コノシロを模した柄にホログラムを施し、リアルかつフラッシング効果を狙える汎用性の高いエギです。

エギ王TR 038 コハダフラッシュ
青みがかったコハダ風デザインで、春先から秋にかけて透明度が高い場面で人気を集めるカラーです。

ティップランナー #12 アジ/パープル
アジをベースにやや紫を加え、クリアな水質でも程よいアピールと自然さを両立。幅広いシーンで活躍します。

DUEL フィンプラスTR ケイムラリアルイワシ
イワシを再現したリアル系ボディにケイムラ効果を加え、昼夜問わずナチュラルにアピールできる利便性の高いモデルです。

【グロー系】おすすめのティップランエギ6選
エギ王TR 059 ケイムラピンク
ピンクカラーにケイムラを重ね、深場や夜間でもしっかりイカに発見されやすい発光力を持ち合わせています。

エギ王TR 060 ケイムラブルー
水色や夜光に映えやすいブルー系にケイムラを加え、アピール力とナチュラル感を両立。日中〜夕方の変化にも使いやすい一本です。

ティップランナー #11 マジカルケイムラ/クリア
クリアボディにケイムラ加工が施され、透明感のある水中でも程良い発光が狙えるグロー系エギです。

ティップランナー #09 ピンク/グロー
鮮やかなピンクにグロー成分が融合し、暗めの状況でも存在感をアピールしやすい設計です。

DUEL フィンプラスTR ケイムラリアルアジ
リアルアジ柄にケイムラを追加したことで、日が沈むタイミングや深めのレンジでしっかりアピールします。

エギ王TR 061 ミステリーパープル
パープルの怪しさとグローの照りを兼ね備え、光が乏しいタイミングやスレたイカにもアピールしやすいカラーです。

【シルエット重視】おすすめのティップランエギ6選
エギ王TR ブラックタイガー
黒いボディにタイガーパターンを施したモデルで、透過率が低い環境でもはっきりしたシルエットを描きます。

ティップランナー #15 ブラック/シルバー
暗色ベースにシルバーのアクセントを加え、光が当たるときとそうでないときのメリハリが効きやすい設計です。

DUEL EZ-Qダートマスター ブラック/ゴールド
ブラックボディにゴールドのコントラストを効かせ、昼夜問わずシルエットを際立たせる強アピールカラーです。

エギ王TR ディープパープル
濃いめのパープルで、光量不足の場面や深場攻略に向いているカラー。イカに気付かせたいときに有効です。

ティップランナー #14 ダークグリーン
ダークトーンのグリーンを採用し、イカの警戒心を抑えつつ適度なコントラストで誘えるカラーです。

DUEL EZ-Q フィンプラスTR マットブラック
マット調のブラックボディで光を反射しにくく、大型イカが警戒しにくいのが特徴。逆光や深場でもシルエットを出せます。

【使用時の注意点】

ローテーションを積極的に回す

ティップランエギのカラーは、思った以上にイカの反応を左右します。同じカラーを使い続けると、活性が下がったタイミングで抱きが止まることもあるため、定番色やナチュラル、グロー系などを随時切り替えるのが効果的です。また、光量や潮色の微妙な変化に対応しやすくなるので、釣行時には数種類を準備しておきましょう。
いきなり全色を試す必要はありませんが、反応が薄いと感じたら早めにカラーチェンジをしましょう。2〜3色をこまめに回すだけでも釣果は変わります。
光の変化に対応する
朝夕のマズメや天候による光量の変化で、海中の見え方は大きく変わります。始めはゴールドやオレンジ系で始め、日が陰り始めたらパープルやグロー系に切り替えるなど、色の明暗を意識してアピール力をコントロールするのがポイントです。曇りや雨天でもこまめに交換しながら最適なカラーを探りましょう。
はい、朝はゴールドやピンク系など反射しやすい色、夕方からはコントラストが強い色に切り替えると抱きが続きやすいです。
状況に合わせたトップコート(ケイムラやグロー)の活用
エギに塗布できるトップコートを用意しておくと、さらにカラーのバリエーションを増やせます。夜釣りや深場を重点的に狙う場合、こまめにライトを当てて蓄光させると効果的です。ケイムラ塗料を使えば日中でも適度に発色し、ステイ時の存在感をアップさせることができます。ただし、塗りすぎはイカに警戒される可能性があるため注意しましょう。
深場や夜釣り、または曇天など光量が弱いときに試してみると効果が出やすいです。状況に応じて活用してください。
記事のまとめ

- カラー選択で大きく釣果が変化
- 天候・水質・潮色を常にチェック
- 明るめ・暗めカラーをバランスよく
- グローやケイムラは深場で有効
- 定番色も実績が豊富で信頼できる
- スレ対策にローテーションが必要
- 実績カラーをベースに新色を検証
- 光量変化には迅速に対応する
カラー選びを意識するだけでティップランエギングの奥深さが増し、抱きのタイミングを掴みやすくなります。まずは自分の釣行エリアに合わせて数色を用意し、その日の状況に応じて小まめに切り替え、アオリイカとの駆け引きをぜひ楽しんでください。