ティップランエギシンカーは、深場や潮流のあるエリアでもエギの着底を正確につかみやすくするためのアイテムです。重さや形状、接続方法などを正しく選ぶことで、釣果アップにつながります。ここでは、選び方やおすすめ商品、そして使用時の注意点をまとめました。
- ティップランエギシンカーの選び方
- おすすめのティップランエギシンカー8選
- メジャークラフト 餌木蔵ティップランシンカー 各色 10g~40g
- ヤマシタ(YAMASHITA) エギング エギ王 TRシンカー ティップラン チューニング
- ダイワ(DAIWA) エギ/シンカー 仮面シンカーボート3 7g~40g 各種 (2024年モデル)
- ヤマリア ヤマシタ エギ王TRシンカー
- DUEL(デュエル) クイックTRシンカー 10g/15g/20g/30g/40g オレンジ/パープル エギ ティップラン
- [Ken R] ケンアール ティップランシンカー 10g 15g 20g 2個セット エギ イカ おもり エギング エギシンカー 釣具
- ナカジマ(NAKAZIMA)☆ティップランシンカー グロー 20g
- キザクラ(kizakura) マスクドシンカー ティップランシンカー 30g-40g (オレンジ, 40g)
- 使用時の注意点
ティップランエギシンカーの選び方

重さのバリエーションを確保

- 重い程沈下が速い
- 10g刻みで準備
- 深場狙いにも強い
ティップランエギシンカーを選ぶ際は、複数の重さを用意しておくと便利です。水深10m前後なら10g前後、水深が20m以上なら20~40gなど、状況に合わせてこまめにシンカーを付け替えられるようにすると安定したフォールが可能になります。
特に10g刻みで用意しておくと微調整がしやすく、深場でも着底が分かりやすいのがメリットです。
深いポイントだと30g以上がおすすめです。潮流が早い状況では、さらに重めを選ぶとフォールを安定させやすくなります。
ロッドの適合ウェイトを確認

ロッドの適合ウェイトを大きく上回るシンカーを使用すると、ロッド自体の性能を引き出しにくくなり、操作性に支障が出る可能性があります。強度的にも不安があるため、最初にご自身のロッドのウェイト表記を確認することが大切です。
完全には使えなくはないですが、ロッド折損や操作性の低下に注意が必要です。できるだけ適合ウェイト内で選ぶのがおすすめです。
着底の把握がしやすい形状を選ぶ
- 底取り感度が高い
- 潮流影響を抑える
- フォール姿勢を安定
底取りの感度をより重視するなら、シンカー形状にも気を配ることが大切です。細身のデザインや、水抵抗を減らす形状を採用したものを選ぶと、フォール時の抵抗が少なくなり着底のタイミングを察知しやすくなります。
水の抵抗を受けやすい形状だとフォール感度が低下する傾向にあります。できれば流線型やシャープなデザインのシンカーを選ぶ方が底取りしやすいです。
カラーは光量や水色で選ぶ
ティップランエギシンカーは、多くの場合カラーバリエーションも豊富です。朝夕や深場など光量が不足する状況ではグロー系などの明るい色が有利となり、澄んだ潮色ならナチュラル系やパープルなどが違和感を与えにくいとされています。あまりに濁りが強いときは、オレンジのような発色の良いカラーを試すのも手です。
イカの反応は色によって大きく左右されることがあります。同じ重さで複数色を持っていると、短時間でカラーチェンジでき効率的にアタリを探れます。
接続部の強度をチェック
ティップランエギシンカーは、エギ本体のヘッド部分に装着するものや、スナップでアイに取り付けるタイプなど複数あります。それぞれ取り付け部分の設計が異なるため、バンド素材やパーツの強度をしっかりチェックしておくのがおすすめです。
使用前にバンドやスナップのゆるみを確認しましょう。専用の補助ゴムやバンドを追加すれば外れにくくなる場合もあります。
キャストも視野に入れるなら空気抵抗を意識
ティップランエギシンカーは、ボートからのアプローチだけでなく、遠投気味にキャストする場面でも役立ちます。ただし形が大きかったり、表面積が広いと飛距離のロスが生じるため、キャストも考慮するならなるべく抵抗が少ないデザインを選びましょう。
着底スピードが速すぎてイカが乗りにくくなるケースがあります。軽めや中間のウエイトも用意して状況に合わせると安心です。
おすすめのティップランエギシンカー8選

メジャークラフト 餌木蔵ティップランシンカー 各色 10g~40g

オリジナル形状で素早いフォールと安定したアクションが魅力のモデルです。10gから40gまでバリエーションが充実しており、付属のゴムバンドでしっかり固定できます。
ヤマシタ(YAMASHITA) エギング エギ王 TRシンカー ティップラン チューニング

脱着が簡単なマスクタイプを採用し、水深や潮流に合わせて調節しやすいのが特長です。さまざまなエギに対応し、操作性が損なわれにくい設計も魅力です。
ダイワ(DAIWA) エギ/シンカー 仮面シンカーボート3 7g~40g 各種 (2024年モデル)

新たにクリアランスを広げたコンパクトボディで、エメラルダスシリーズとの相性は抜群。もちろん他メーカーのエギにも合わせやすく、水切れ性能にも優れています。
ヤマリア ヤマシタ エギ王TRシンカー

フォール時の安定スイムが評判の定番シンカーです。幅広いラインナップでディープエリアでもしっかり着底させられ、汎用性の高さも魅力といえます。
DUEL(デュエル) クイックTRシンカー 10g/15g/20g/30g/40g オレンジ/パープル エギ ティップラン

センターバランス設計でエギの姿勢をしっかりキープしながら、着底までスムーズに誘えるのが特長。重さのラインナップが充実し、あらゆるシチュエーションに対応できます。
[Ken R] ケンアール ティップランシンカー 10g 15g 20g 2個セット エギ イカ おもり エギング エギシンカー 釣具

セット品なのでコスパが良く、常に複数のウェイトを持っておきたい方にぴったり。シンプルな構造で装着もラクなのが特長です。
ナカジマ(NAKAZIMA)☆ティップランシンカー グロー 20g

軟質素材とスリット形状でフィット感に優れたモデルです。グロータイプなので光量の少ない朝夕や深場でも存在感を高め、イカのバイトを誘いやすくなります。
キザクラ(kizakura) マスクドシンカー ティップランシンカー 30g-40g (オレンジ, 40g)

汎用性と実用性を兼ね備えたシンカーで、エギ姿勢をキープしながらフォールしやすい点が人気です。複数色展開により、水色や光量に合わせたチョイスができます。
使用時の注意点

潮の流れを確認する

潮の流れが速いと軽めのティップランエギシンカーでは底取りが難しくなり、イカにアプローチしにくくなる場合があります。逆にあまり潮が動いていない状況で重すぎるシンカーを使うとフォールスピードが速くなりすぎて見切られやすくなるケースもあります。強い潮流エリアでは30gや40gなどを中心に選び、潮止まりのタイミングでは軽量タイプに切り替えるなど、場面に応じてセレクトすると効果的です。
船長や周囲のアングラーに相談して流れを把握するのがおすすめです。風や潮位表も参考にして、重さを調整しましょう。
ラインテンションを保つ
ティップランはエギをフォールさせながらアタリを取る釣り方なので、常にラインテンションを意識することが重要です。ラインが弛みすぎるとシンカーの動きが分かりづらくなり、イカのバイトも取りこぼしがちになります。逆に張りすぎるとエギの自然なフォールを妨げてしまうため、ほどよいテンションをキープする工夫が必要です。軽く手首を動かして糸ふけを取るなど微調整を行い、小さな違和感も見逃さないように意識すると釣果アップにつながります。
張りすぎはイカが違和感を持つ原因になりがちです。軽くテンションを掛けつつ、エギの動きを自然に演出するのが理想的です。
着底のタイミングをこまめにチェック
イカの活性が高い時期やタイミングでは、着底と同時にバイトが発生しやすいことがあります。特にティップランシンカーを使って深場を攻める際は、着底を見逃すと狙いのレンジがズレたり根掛かりリスクも高まってしまいます。底をとったらすぐにロッド操作に移り、イカが抱きつきやすい姿勢を作ることが大切です。マメに着底をチェックすることで無駄なボトムステイを減らし、イカの回遊にタイミングを合わせられます。
着底をしっかり確認すればむしろ根掛かりは減ります。タイミングを見極めて素早くシャクリや誘いを入れるのがコツです。
記事のまとめ

- ティップランエギシンカーの重さは複数用意
- ロッド適合ウェイトを超えない範囲で選ぶ
- 形状はフォールの安定性に影響する
- 色は光量と水色に合わせて変える
- バンドやスナップの強度は大切
- キャストするなら空気抵抗も考慮
- 潮流が速いときほど重めに切り替える
- ラインテンションを常に意識して操作
ティップランエギシンカーは多様な状況に対応できる便利なアイテムです。深場や速い潮でもエギを自在に操作できるため、シンカー選びは釣果を左右する大きなカギとなります。ぜひ複数の重さや形状を試し、状況に合わせて最適な使い分けを行ってみてください。