ティップランで「抱き渋りで乗らない」「深場や速潮で底が取れない」「お助けリグってメリットある?」—そんな悩みを解決します。お助けリグのメリットとおすすめ6選を分かりやすくまとめました。
【ティップラン】お助けリグを使うメリット
抱き渋りのアオリイカに効果的
- 微波動で抱かせる
- テンション維持で警戒減
- 小型エギで喰わせ
本命エギの後方や上に小型エギを添えると、違和感の少ないシルエットと微波動で警戒心を下げられます。抱き切らない個体にも口を使わせやすく、ショートバイトの拾い上げに役立ちます。
まずはリグと本命エギの間を20〜30cmに設定。
反応が弱いときは10cm刻みで短縮し、乗りが浅い場合は5cm伸ばして様子を見ます。
当たりが出た長さを基準に微調整しましょう。
フォール中のバイトチャンスが増える
2つのエギで異なる沈下速度を作ると、フォール層に長く留められます。特に潮が緩むタイミングで明確な違いが出やすく、ティップに出ない触りも拾ってフッキングに繋げられます。
水深や潮で変わりますが、まずは1回のフォール3〜5秒。
反応が出たらその秒数を基準に継続。
触りだけ多い場合は1秒短くしてテンポを上げます。
誘いとアピール力が大幅アップ
- シルエット変化で注目
- 二段誘いで食わせ
- 存在感演出で効く
補助エギで小刻みな誘い、メインで大きなジャークを織り交ぜると二段階のアピールが可能です。濁りや曇天では特に目立ち、遠くの個体にも見つけてもらいやすくなります。
嫌う個体もいるため強弱を付けます。
強→弱→ポーズの順に1セットで様子見。
嫌がる気配が出たらロッド操作とリグの重さを1段階落とします。
タフコンディションでも釣果を安定させる
視界が落ちる状況でも、お助けリグで姿勢とレンジを安定させれば見つけてもらえる時間が増えます。特に風波でティップが揺れる日は、重さを上げて感度を取り戻すのがポイントです。
目安は風速4〜6m/s。
この範囲で乗りが遠い時はリグを1段階重くし、段差を5〜10cm伸ばす。
それ以上は無理せずポイントを変えましょう。
深場や潮流の速いポイントで有効
まずは重さを1段階上げ、段差は30〜40cmから。潮が緩めば段差短縮と軽量化で感度を回復しましょう。
水深がある場所や速潮では、単体エギだと沈下が不安定になりがちです。お助けリグで余計な浮き上がりを抑え、狙う層に長く置けることで、回遊の通過待ちにも強くなります。
おおよそ15〜20mが目安。
届きにくい・底取りが曖昧ならワンランク重く。
感度が落ちたら段差を10cm短くして解像度を上げます。
エギ単体では取れないイカを拾える
同じ軌道でも色・サイズ・沈下の差で見え方が変わります。群れの残りや場を荒らした後でも、角度を変えずに別解を提示でき、単体では拾えない1杯を積み重ねやすくなります。
昼はナチュラル×派手の組み合わせ。
濁り時は派手×派手でまず発見させます。
反応が落ちたら暗めへ段階的にローテしましょう。
【ティップラン】おすすめのお助けリグ6選
| 製品名 | 種別 | 記載サイズ | 特徴キーワード | 想定シーン |
|---|---|---|---|---|
| ヤマシタナオリー アシストリグリーダー M | アシストリーダー | M | ショート段差/喰わせ補助 | 抱き渋り対策 |
| シマノセフィア アシストリーダー ダブルエダス RG-E04R | アシストリーダー | RG-E04R | ダブルエダス/汎用性 | 状況対応幅広 |
| メジャークラフト ライン 弾丸簡単リーダーエギ用 DLKE-2.5/10LB | 簡単リーダー | 2.5/10LB | 時短/交換容易 | 時合い重視 |
| シマノセフィア アシストリーダー キャストタイプ PU-E02V | キャストタイプ | PU-E02V | 遠投/操作性 | 広範囲サーチ |
| DUELイカリーダー 1本枝ロング2セット入 2.5号 E1372 2.5号 | フロロ枝リーダー | 2.5号 | 耐摩耗/高感度 | 根ズレ対策 |
| ダイワ速攻タコエギリーダー 10号 | タコエギ用リーダー | 10号 | 高強度/トラブル減 | 障害物周り |
ヤマシタ(YAMASHITA) ナオリー アシストリグリーダー M
小型エギを自然に添えたい人に。ショート段差で抱かせやすく初心者でも扱いやすい万能タイプ。
シマノ(SHIMANO) セフィア アシストリーダー ダブルエダス RG-E04R
号数と長さの選択肢が欲しい人に。状況対応力が高く段差調整の自由度を重視する方に最適。
メジャークラフト ライン 弾丸簡単リーダーエギ用 DLKE-2.5/10LB
素早くセットしたい人向け。現場での付け替えが容易で時合いを逃しにくいのが魅力。
シマノ(SHIMANO) セフィア アシストリーダー キャストタイプ PU-E02V
キャスト主体で広く探りたい人に。飛距離と操作性を両立し風の日の安定感が欲しい方に。
DUEL(デュエル) イカリーダー 1本枝ロング2セット入 2.5号 E1372 2.5号
耐摩耗性を重視する人に。根ズレ対策を意識し深場や船底接触が気になる場面で心強い。
ダイワ(DAIWA) 速攻タコエギリーダー 10号
強度重視で攻め切りたい人に。硬め設定で根回りのトラブル減を狙う使い方に合います。
使用時の注意点3選
仕掛けが絡みやすいのでキャストに注意
段差が長すぎると空中で絡みやすく、着水時の失敗が増えます。まずは20〜30cmから。フォール姿勢を崩さないよう、スイングを小さめに抑え、サミングでライン放出をコントロールしましょう。
オーバーヘッドで振り幅を小さく。
着水直前に軽くサミングし、リグが伸びた状態で入水させます。
着水後は2秒待ってから糸ふけを回収します。
エギの動きが重くなりやすい
重さを上げたら操作はスロー&ショートに。軽量へ戻す判断も早めに行いましょう。
お助けリグは安定と引き換えに抵抗が増えます。潮が緩む・風が落ちるなど状況変化を感じたら、段差と重量を段階的に軽くし、レスポンスとフォール姿勢のバランスを取り直しましょう。
ジャーク後に戻りが遅い、ティップが曲がりっぱなし。
当たりが触り止まりなら軽量化を検討。
まずは段差−10cm、次に重量−1段階で様子見です。
使用禁止エリアや船規定を事前に確認
地域や船宿によっては多点フックや複数エギの使用が禁止・制限される場合があります。出船前に必ず確認し、現場のルールや安全指示に従いましょう。トラブル防止は釣果以上に大切です。
複数エギ可否、枝長・号数の制限。
回収合図やネット使用の有無、ライフジャケット型式認定。
守られない場合のペナルティも必ず確認しましょう。
まとめ
- お助けリグは抱き渋り対策に強い
- フォール層を長く見せて当たりを増やす
- 二段誘いでアピールの幅が広がる
- 悪条件でも姿勢とレンジを安定化
- 深場・速潮では重さと段差を優先
- 絡み防止に段差は20〜30cmから
- 重く感じたら段差短縮と軽量化
- 使用ルールと安全確認を徹底
まずは短い段差と小型エギの組み合わせから始め、状況に応じて重さ・長さ・色を段階調整しましょう。迷ったら「20〜30cm・軽め」からが安定です。