ヤエンロッドを選ぶうえで意識したいポイントを整理しました。まずはロッドの長さ・調子、ブランクやガイドの構造などを押さえれば、扱いやすくバラシを減らせる可能性が高まります。以下では選び方と初心者・中級者向けのモデルを紹介します。
- ヤエン釣りロッドの選び方
- 【初心者向け】おすすめのヤエン釣りロッド8選
- 【中級者向け】おすすめのヤエン釣りロッド8選
- ダイワ(DAIWA) 磯竿 インターライン ヤエン ILリーガル アオリ 1.5~2号
- シマノ(SHIMANO) 磯竿 21 アオリスタ SI 各種 ヤエン アオリイカ
- あおりねっと アオリライド ヤエン 360MH ARY36MH トップSiC FUJIガイド 3.6m
- シマノ(SHIMANO) ロッド 磯竿 IG ハイスピード アペルト 各種 インナーガイドロッド
- ダイワ(DAIWA) インターライン磯竿 マークドライ 1.25号~4号遠投・J 各種 (2025年モデル)
- ダイワ(DAIWA) バトルゲームアオリ・ワン 50ドライ・W
- プロステージ ナンバー アオリイカ | 4400045
- 宇崎日新 ロッド エアステージISO ヤエン NZ 2号 360
- 【使用時の注意点】
ヤエン釣りロッドの選び方

ロッドの長さと調子(先調子 or 胴調子)の選択

・操作性重視がポイント
・胴調子はイカに違和感を与えにくい
・足場の高さを考慮して選ぶ
ヤエン釣りでは全長4~5mあたりのロッドが主流で、取り回しやすさとアオリイカの引きを受け止めるしなやかさのバランスが重要です。先調子ならアジの動きを操作しやすく、胴調子ならイカが抱いたときに違和感を与えにくいのが魅力です。足場が低いなら短めでも十分扱えます。
胴調子がおすすめです。やわらかく曲がり、イカにプレッシャーを与えにくいため、アタリを確実に感じたい方にも向いています。
ヤエン投入時の操作性を考慮する

ヤエンを投入するときは適度な竿の長さがあればラインを立てやすく、角度を確保しやすくなります。ロングロッドほどアタリを取りやすいメリットがありますが、取り回しのしやすさも考えて選ぶとトラブルが減るでしょう。
ラインが流されやすい場合、穂先を低めにキープするなど風の影響を抑える工夫がおすすめです。インターラインロッドも絡み防止に有効です。
ブランク素材と粘り強さ
・カーボン率の高さで軽量化
・粘りのあるブランクが理想
・曲がりのスムーズさが重要
ヤエン釣りでは、急な引き込みに耐えつつイカに違和感を与えない粘り強いブランクが好まれます。カーボン素材は軽量で感度が高い一方、グラス混合なら粘りが増してバラシを減らしやすいです。使用感の好みで選びましょう。
ブランクの粘りが強ければ大型イカの抵抗も受け止めやすいです。とくに2kgを超えるサイズを狙うなら粘り強い素材が安心感をもたらします。
ガイド数とガイド素材
ロッドに配置されたガイドの数や素材は、ライントラブルの減少や感度アップにつながります。一般的に軽量なSiCガイドなどが多用され、ガイド数が多いほどバットから穂先まで均等にパワーが伝わり、ライン放出もスムーズです。
風が強い場所ではインターラインが絡みにくく快適です。アウトガイドは遠投性能に優れますが、ガイド絡みに注意が必要になります。
リールシートとグリップ形状
グリップ部は濡れた手でも滑りにくい素材が使われていると扱いやすく、リールの固定もしっかりと行えます。リールシートが手の大きさに合わないとホールド感が落ちるので、自分の手に合う形状を確認するのも大切です。
ある程度の許容範囲はありますが、大きくずれるとグラつきが起きやすいです。シート径を確認し、対応できるリール脚を選ぶのがおすすめです。
振り出し or 並継竿の特徴
振り出し竿はコンパクトにまとめられ、堤防や移動の多いシーンで便利です。一方並継竿はつなぎ部分がしっかりしているため、大きな曲がりやバットパワーを活かしやすいのが特徴。好みや車載状況を考慮して選ぶとよいでしょう。
まずは振り出し竿を選ぶ人が多いです。携行性がよく扱いやすいので、移動を重視する方に向いています。
【初心者向け】おすすめのヤエン釣りロッド8選
プロマリン(PRO MARINE) プロセッサーアオリヤエン 2-430

プロマリンが展開するエントリーモデルのヤエン竿。4.3mと扱いやすい長さで、手軽にアオリイカを狙いたい方におすすめです。
プロマリン(PRO MARINE)CB アオリヤエンRV 2-420

振り出し設計で携帯性を重視したモデル。4.2mのレングスは堤防などで取り回しが良く、初めてのヤエンに適しています。
プロマリン(PRO MARINE) プロセッサーアオリヤエン 2-500

5.0mのレングスが確保されており、遠投気味のアプローチや足場の高いポイントでのヤエン操作がスムーズです。
ブロードアオリアップグレード

視認性の高いホワイト塗装の穂先を採用したモデル。ヤエンの投入タイミングがつかみやすい設計です。
DAIWA リバティクラブ | リバティクラブ アオリイカ | 2号-51

ダイワの入門モデル。適度なしなやかさとパワーを兼ね備え、価格とのバランスも良好で初心者に人気です。
OGK | ブロードアオリアップグレード | BRAU1550

アウトガイド仕様でしなやかにイカを乗せやすく、初心者からステップアップしたい方にも扱いやすい1本です。
H.B concept | HIBIKI YAEN-DX

ロングレングスを確保し、イカを寄せる力強さを重視。穂先はホワイトペイントでアタリを取りやすくしています。
64チタンピトン 竿掛け 陽極酸化 φ13mm 磯波止・ヤエン・泳がせ・磯釣り

ロッド本体ではなく、磯や波止で活躍するピトン式竿掛け。ヤエン釣りにおいて置き竿にするシーンで重宝します。
【中級者向け】おすすめのヤエン釣りロッド8選
ダイワ(DAIWA) 磯竿 インターライン ヤエン ILリーガル アオリ 1.5~2号

インターライン構造でライントラブルを軽減。風の強い場面でも操作性が高く、ヤエンを快適に送り込めます。
シマノ(SHIMANO) 磯竿 21 アオリスタ SI 各種 ヤエン アオリイカ

撥水性の高いインナーガイド構造を搭載。大きめのイカにも負けないバットパワーを備えた本格仕様のヤエンロッドです。
あおりねっと アオリライド ヤエン 360MH ARY36MH トップSiC FUJIガイド 3.6m

短めの3.6m設計で足場の低い場所でも扱いやすいモデル。粘りと感度を両立させたブランク構造が魅力です。
シマノ(SHIMANO) ロッド 磯竿 IG ハイスピード アペルト 各種 インナーガイドロッド

ヤエン釣り向けに設計され、ホワイト塗装の穂先でアタリを視認しやすい。軽量かつ操作性にも優れています。
ダイワ(DAIWA) インターライン磯竿 マークドライ 1.25号~4号遠投・J 各種 (2025年モデル)

撥水加工のドライ構造でライン放出がスムーズ。幅広い号数展開で、自分の釣りスタイルに合わせた選択が可能です。
ダイワ(DAIWA) バトルゲームアオリ・ワン 50ドライ・W

インターラインのハイエンドモデル。細身ながら強度があり、大型アオリイカとも余裕を持ってやり取りができます。
プロステージ ナンバー アオリイカ | 4400045

あらゆる場面で対応できるオールマイティ設計。しなやかなブランクが長時間のやり取りでも負担を軽減します。
宇崎日新 ロッド エアステージISO ヤエン NZ 2号 360

2号設定で粘りと操作性のバランスがよく、小型から大型まで対応。取り回しのいい3.6mレングスも魅力です。
【使用時の注意点】

穂先やロッド全体への衝撃に注意
ヤエン釣りではアジをキャストしたりヤエンを投入したりと、ロッド先端へ負荷がかかる動作が多いです。ロッドを立てたまま衝撃を受けると折れやすい場合があるため、扱いは丁寧に行いましょう。道具を長持ちさせるには大きな負荷をかけすぎない工夫が必要です。
継ぎ目やガイド、穂先などにヒビがないかを確認してください。わずかな破損でも衝撃で破断につながる場合があります。
ヤエンの送り込み時・操作時のラインテンション管理
ヤエンを送り込む際はラインが張りすぎるとヤエンが到達前にアジを弾き、逆に緩みすぎると正確に送り込めずタイミングを逃すことがあります。ドラグ調整と手元のラインテンションをこまめに意識して、イカが警戒しない程度の張りを保ちましょう。
あくまで目安ですが、引きがあったときにスムーズに出る程度でOKです。強すぎるとバレやすく、弱すぎるとテンションを保ちにくいです。
使用後のロッド洗浄と点検
海水がロッドに付着したままだと腐食や塩ガミの原因になります。釣行後は真水でしっかり洗い、やわらかい布やスポンジで丁寧に拭き取りましょう。特にガイド周りやジョイント部は塩分が溜まりやすいので念入りにチェックし、異常があれば早めに修理へ出すことが大切です。
陰干しで十分です。直射日光下での乾燥は素材の劣化を早める場合があるので避けるようにしましょう。
記事のまとめ

- 長さは4~5mが定番
- 先調子か胴調子を釣り場で選ぶ
- ヤエン操作時は角度を意識
- ブランクは粘りが重要
- ガイド数でライントラブルを軽減
- グリップ形状は疲れにくさに直結
- 振り出し・並継竿は携帯性と強度で選ぶ
- 使用後の洗浄と点検を欠かさない
ヤエン釣りではロッドが扱いやすいかどうかが釣果に大きく影響します。基本的なポイントを抑え、自分に合った道具でアオリイカとの駆け引きを存分に楽しみましょう。